戦コレ家康を楽しむには、まずは天井までハメることだ。

なぜか?

戦コレ家康は出玉性能が高い台ではない。頑張ってATに入れたとしても、シナリオが悪ければ大抵単発で終わる。1セットあたりの出玉は100枚強のため、ジャグラーのREG程度の出玉しか得られない。つまり、戦コレ家康はATに入れればそれでOKという台ではない。

戦コレ家康の面白いところを味わうにはATのシナリオが良くないといけない。戦コレ家康の通常時は「コレマップ」で管理される。要は、周期ごとのカードレアリティ(AT突入期待度)とガチャLv(ATシナリオ期待度)の組み合わせがシナリオで管理される形だ。通常時もAT中もシナリオで管理されるパチスロ、それが戦コレ家康。

コレマップは全10種類。良く見ていただくと分かるが、カードレアリティとガチャLvが両方とも高い周期は基本的には存在しない。一方が高ければ他方は低い。と言うことは、ATに入りやすいときはATが続かず、ATに入りさえすれば継続に期待できるときはATに入れられない。と言う仕様だ。「なんかレアリティが初めからSRだったから、AT入った。けど単発で終わった。クソ台」と言う声が聞こえて来そうだが、それは物を知らない愚か者の言葉だ。入りやすいときは続かない、続きやすいときは入らない、これは元々そう言う台だというだけの話だ。では、では、良シナリオで高継続のATに入れるにはどうすれば良いのか。

突入期待度とシナリオ期待度の均衡が唯一崩れるのが天井だ。マップ4、マップ6を除き、天井到達時はAT突入が確定し、なおかつ初期ガチャLvが4以上。だからこそ、戦コレ家康でATを継続させて面白いところを味わうには、天井までハメて良いATシナリオが選択されることに期待するのが早道だ。もちろん、レア役を立て続けに引いてカードレアリティとガチャLvを上げまくり、自力で良いシナリオのATに当選させることも可能だが、人一倍戦コレ家康を打ってきた自分には分かる。それは滅多に起こらない出来事であり、狭き門だ。手っ取り早く戦コレ家康の楽しみたい人にそれを勧めるのは、酷というものだ。

さて、天井までハメて最終周期に突入し、AT「戦国タイム」突入が確定したとしよう。後はガチャレベルを上げて、良いシナリオが選択されることに期待だ。コレマップが4, 6でなければ、この時点で初期ガチャLvは4以上になっているが、どのくらいまでガチャLvを上げれば良シナリオに期待できるだろうか。

継続シナリオ振り分けを見ると分かるが、ガチャLv7以下はシナリオ7以下が選択される割合が約9割だが、逆にガチャLvが8に到達すれば、シナリオ8以上が確定する。シナリオ7以下はAT1セット目の継続率が50%以下となっているため、単発の可能性が大いにあり得る。よって、ガチャLv8を1つの目安としたい。シナリオ8以上は1セット目の継続率が80%以上のため、単発回避に大いに期待ができる。

それではガチャLvはどのように上げるのか。ガチャLVアップ抽選を見ると分かる通り、リプレイを除いた全ての小役でLvアップ抽選が行われている。しかも天井の周期(=カードレアリティがKGL=AT突入確定)はコバン揃いの1/8でガチャLvが上がるので、なおさら良シナリオのチャンスとなっている。さらにおまけ程度の要素ではあるが、戦コレ家康はAT「戦国タイム」確定後の抽選も行っており、天井の周期でレア役をたくさん引ければ、ガチャLvアップに加えてセット数や擬似ボーナスのストックにも期待ができる。

ここまで読んでくれれば、「戦コレ家康を楽しむには、まずは天井までハメること」の意味するところが分かってくれたかと思う。最後に、ATでいかに出玉を伸ばすかについて説明したい。

戦コレ家康のAT「戦国タイム」は8セット継続でエンディングを迎え、AT終了となる。コバンの引きが異常に良くない限り、大抵の場合出玉は1,000枚にも届かない。出玉がパチスロの楽しみの全てだとまでは思わないが、天井に到達するまでに普通は20,000円弱かかることを思うと、かなり物足りない枚数ではある。

そこで目指したいのが「裏戦国タイム」だ。裏戦国タイムは戦国タイム終了後に突入することのあるATで、シナリオ管理だった戦国タイムとは異なり、ストック管理型となる。詳細は裏戦国タイム中は主にレア役でストック獲得と擬似ボーナス当選の抽選が行われるが、一番弱い弱チェリーでも約30%弱でストックが獲得できるため、テンポ良くレア役を引ければかなりの継続に期待が持てる。

裏戦国タイムに突入する条件は、8セット目の終了時点でセット数ストックを持っていること。その条件を満たすには、8セット目でストックを獲得するか、7セット時点で複数のストックを持っている必要がある。それなりに難しい条件だが、目指す価値はある。裏戦国タイムの良いところは単に出玉が増えるだけではない。裏戦国タイムに突入するまで戦コレ家康を打ち込んだ人は、すなわち戦コレ家康にどっぷりハマっている人だ。そんな人なら、戦コレ家康の一番面白いところを楽しめている高揚感を存分に味わえるだろう。それは何者にも代え難い快感だ。皆さんにもぜひ目指してみて欲しい。